スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
レビュー

キャビン

『キャビン』 (原題:The Cabin in the Woods )

cabin_poster.jpg

『スクリーム』以来のジャンル革命と復興。
ホラー映画の新たなマイルストーン。

ホラーファンよ、刮目せよ。


いきなり痛い出だし・・・といいますか、にわかなくせにデカイ事書いてんじゃねーよって感じですが、それぐらいスゴイ映画でしたよ!ってことでホラーファン必見の傑作『キャビン』の紹介です。

今年に入ってからの日本公開の映画・・・特にアメリカ映画は、アカデミー候補作が多いだけあって、いずれもクオリティが高く傑作揃い。個人的にもハズレをひいていないのですが、その中でも現時点で今年のマイベスト1です。

脚本は、『トイ・ストーリー』『エイリアン4』を手掛け、昨年には全米歴代興行収入第2位に君臨した『アベンジャーズ』の監督・脚本を兼任した、ジョス・ウェドン。

とりあえず予告編(公式サイト)を貼ります。
http://cabin-movie.jp/
本当は何も見ないで劇場に向かって欲しいのですが、まあ見ちゃっても差し支えないと思います。
で、コレだけ見てもなんとなくわかると思いますが、いわゆる「メタ」作品になっています。
上に書いた『スクリーム』のように、ジャンルものに共通しているお約束や作品構造を外側から見つめ、分析している作品。

山奥の小屋に休みを満喫に来た五人の若者たちが一人ひとり殺されていく・・・
コレってつまり『13日の金曜日』『悪魔のいけにえ』『血みどろの入江』などに代表される、スラッシャー映画お決まりのパターン映画?
いや、彼らを観察・管理している謎の組織がいる!
・・・つまり、ちょっと前に流行って今は下火になっている、ソリッドシチュエーションスリラー(『CUBE』『SAW』『ホステル』)?

いやそこからが凄いんだ!と、予告編でも宣伝しておりますが・・・いや、コレがね、本当に本当に本当に本当にスゴいんですよ!!

何がスゴいかって、それをここで書きたいけど書きたくない二律背反で書けないので、とりあえず感想を簡単に一言書きますと、

ごちそうさまです!

コレにつきますね。ええ。いや、公式サイトでは「想像外」「予測不可能」と謳っており、もちろんその辺りも素晴らしいので、一般向けとしてはそういった宣伝がまこと正しいのですが、ホラーファンにとっては少し違うんです。

上に書いたとおり今作は「メタ」的な作品です。となると必然的に過去の名作からの引用があります。
例えば『スクリーム』は、産みの親である脚本家のケヴィン・ウィリアムスンが「『ハロウィン』が僕にとっての『市民ケーン』なんだ」と言っている通り、過去のホラー映画へのオマージュたっぷりにサスペンススリラーを描きました。

で、この『キャビン』が引用している作品は個人的にざっと思いつくだけでも、
『死霊のはらわた』
『悪魔のいけにえ』
『ヘルレイザー』
『13日の金曜日』
『シャイニング』
『IT』
『ハウリング』
『キャリー』
『リング』
『呪怨』
『原始獣レプティリカス 冷凍凶獣の惨殺』
『大アマゾンの半魚人』
『ファニーゲーム』
『モーテル』
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』
『エイリアン』

これらの作品、好きですか?この映画の後半ではこやつらが雪崩のように押し寄せる興奮と感動のクライマックスが待ち受けています。個人的には今世紀最大のアドレナリン分泌日でした。
しかし、この『キャビン』はそこで終わらない。最後、全てがある〝もの”に集積する。
そのある〝もの”・・・カンのいい人や濃い目のマニアなら序盤、いやオープニングで気付くかもしれません。自分は中盤でやっと「あれ?」と気になり始めて、ラストでひっくり返りました。

そして、こんだけ書いといてアレですが、きちんとした予習をしたい人はこちらの動画を16:40くらいからどうぞ!
http://www.dailymotion.com/video/xxjhi2_yyyy-yyyy-2013-02-15_news#.US9haVdX58F
町山さんが例のごとく、ネタバレギリギリで喋っていますがw 
でもこの中で言っているとおり、ホラー小説マニアの人にも絶ッ対観て欲しいです・・・ッ!!
(ここまで書いたらさすがにピンときちゃう人いるかな。でもとにかく観て欲しい!!)

『スクリーム』は、ホラーが盛り下がっていた90年代半ばに再びホラーに息を吹き込み、ティーンズ(学園)ホラーブームを作り、映画史に残る作品になりました。
そしてこの『キャビン』も、ホラー映画史においてマイルストーンと成り得る正真正銘の傑作です。
是非・・・いや、絶ッッッッ対に、観に行ってください!!!!


もし、ホラーファンで今作を見に行かない不届きものがいたら、月にかわって私がお仕置きします。わおーん。


※「ホラーファンは」「ホラーファンは」と排他的な文面になってしまいましたが、「傑作」の個人的な定義には「万人にわかりやすく、そこからさらに分かる人を選りすぐる」というのも含まれています。
予告編観て気になった人は、ホラーファンでなくても楽しめる面白さと完成度があることは保証するので、是非劇場へ!!
関連記事
レビュー

この記事へのコメント

- あじぽん - 2013年03月03日 23:38:28

お久しぶりです。
働き始めてからロクに映画を見れない生活が続いています。
この記事を拝見しまして、「キャビン」めちゃくちゃ観に行きたくなりました。
ただ自分はホラー映画はほっとんど見たことがないので、オマージュっぷりを楽しめない気がするのですがどうしょうか?

Re: タイトルなし - morgane - 2013年03月06日 03:17:05

あじぽんさん、こんにちは。

オマージュの元ネタが解らなくても、後半のしっちゃかめっちゃかっぷり(詳しくは書けませんが)は本当に凄いので・・・普通の娯楽映画としての鑑賞でも、一見の価値は間違いなくあると思います。是非観に行っていただきたいです。

確かに、ホラー映画を見てれば見てるほど楽しめる度合いが深くなる作品ではなりますが、マニアックなのはあくまでディテールや裏設定に留まっていますので、表層のストーリーで混乱することははまず無い。という点でも安心してもらっていいと思います。
物語のテンポも良いし、マニアックでない笑いどころも沢山あるので、退屈することもまずないと思います。上映時間も90分程度ですし。

あえて前知識を入れるとすれば、ホラー映画のお決まりに関する知識でしょうか。
例えば、
・山奥の小屋(キャンプ場や湖)などに若者グループが行くと殺人鬼や怪物に遭遇する。
・若者たちが目的地に着く前に「あそこへ行っちゃならん!」と忠告する謎の老人が出てくる。
・若者グループはたいてい、それぞれのキャラクターが明確に割り振られている。
 スポーツマン(イケメン)、チアリーダー(ビッチ系)、オタク、ヤク中、ヒロイン(バージン)など。
・セックスや酒、ドラッグなど、軽薄な行動をした者、性格の悪いものから順に殺されていく。
・ヒロインは基本的に生き残る。
みたいな感じで。

働き始めは本当にお忙しいと思いますので、予習などは厳しいでしょうが、あえて予習して欲しい作品を挙げるとすると、
『死霊のはらわた』
『13日の金曜日』
『スクリーム』
辺りを事前に観ておくと解りやすいと思います。観なくても楽しめます。

それとネタバレギリギリですが、映画評論家の方がこの作品を紹介しているラジオを貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=n_HkvfBNxsc
それと↑の文章起こし。
http://machiokoshi666.blog.fc2.com/blog-entry-32.html

あと、他のブログでの感想を覗いてみると、わりと平気でネタバレが書いてあったりしていて・・・「ダメだろお前!!」ってのが結構ありました(笑)なので、観る前はあまりググったりしないほうがいいと思います。ウチのブログも実はかなりギリギリです!
作中の元ネタの数々はパンフレットにて詳細に解説が載っているらしいので、もし本編が気に入ったらお買い求めになると良いと思います。なんか配給会社の回し者みたいですがw

- あじぽん - 2013年03月06日 23:23:28

こんばんは!
いつもいつも丁寧な返信ありがとうございます。わかりやすくて、丁寧で感謝感謝です。いや~ますます観に行きたくなってしまいました。

ホラー映画のお決まり、たしか「スクリーム」で登場人物が語ってくれてましたよね。予習に挙げていただいた3本の中では「スクリーム」だけ、見たことあります。
残りの2本も、久々にDVDレンタルにも行きたいので借りてこようと思います。

ネットでのネタバレはやっぱり意識して回避しないといけませんよね・・。僕自身、ネットでのネタバレには何度か苦しめられた経験があります。なので最近は言ってもらってる通り、観たい映画などは観終わるまではほとんど情報を集めないようにしていますw

最近?のパンフレットは元ネタ解説とかしっかりしてて良いですね。「テッド」のパンフレットも元ネタしっかり解説してくれてるみたいでしたし。(買ってませんが・・・)


と、なんか箇条書きみたいになってしまいましたが、上映してるうちに予習して観に行ってこようと思います。

ちなみに僕はまだ「とある飛空士への追憶」のコミック、買うだけ買って読めていないのですがmorganeさんは原作読まれましたか?名作だと思いますのでぜひぜひ。

Re: タイトルなし - morgane - 2013年03月10日 00:02:56

あじぽんさん、こんばんは。

そうそう!『スクリーム』のアレです!!
「酒とドラッグは御法度」「「すぐ戻る」と言ってはいけない」「セックスもダメ!処女と童貞は生き残る」
みたいな。
記事の中にも少し書いていますが、『キャビン』と『スクリーム』は脚本にメタ要素がふんだんに含まれているという点もあって、結構似ている作品になっていると思います。
それでいてマニアックにならず、ストレートな娯楽作として楽しめて、新たな境地を切り開いている。という点でも共通していて、どちらも傑作だなぁと思います。パロディとオマージュが上手く同居しているのも好印象でした。

『テッド』のパンフ、自分も買ってないのですが、きっちり解説があるなら欲しいです。
自分も観て面白かったのですが、わからないネタがかなり多くて、少し消化不良だったので・・・

『とある飛空士への追憶』は漫画版が面白かったので、興味はあるのですが、まだ買ってないですね。
シナリオがすごく良かった記憶があるので、かなり期待しています。
でも漫画版を読む限り、続編はいらないなー。という感じだったのですが、原作はシリーズ化されているみたいで、そこには少し違和感があります。でもまずは読んでみないとですね。

- じた - 2013年03月17日 16:41:33

今日見てきましたよ!いや…これはほんとにごちそうさまです!な映画でもう大爆笑で鳥肌総毛立ちで鑑賞してました…。オチは冒頭の鳥のシーンで予想ついちまいましたけど笑。

これは現時点で文句無しに今年度No.1ですね!

Re: タイトルなし - morgane - 2013年03月21日 18:49:31

こんばんは!
いつも返事が遅くて申し訳ありません。
いやもう、じたさんには絶対的にオススメの映画だったので・・・公開中に見に行く気配がなかったら「観に行ってください!」的なコメントかリプライを送るつもりでしたw

※以下、ネタバレ!!



あのホラー大進撃なクライマックスでもう最ッ高なのに、更にそれらをクトゥルフでまとめてしまうジョス・ウェドンは本当に天才だと思います。
あえて言うなら、ラストの邪神に触手がついてなかったのが減点ポイントではありますが(笑)
文句なしに今年度ナンバーワンです!

トラックバック

URL :

プロフィール

クロサキ

Author:クロサキ
クロサキといいます。以前はmorganeと名乗っておりました。
なんてこたーない自堕落な日常を綴っています。
どうぞお気軽に閲覧、コメントなど。

Relief with water
Amazonでのマイストア。ご来店お待ちしております。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
レビュー
月別アーカイブ
FC2カウンター
つぶやき
リンク
検索フォーム
Amazon検索
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。