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ペットは家族じゃなかったの?・・・についてぐだぐだと

※今回ちょっとメンド臭いこと書いてます。
危険を感じた方は速攻スルーしてください。
少し前になるけど、少し話題になった記事。

http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20110624

その時も、いろいろ思ったりしたのだけど、このテの話題はウチのブログで何度か書いてきたし、もう今更書くこともないよな。読む人を不快にさせるだけだろうし・・・と、ブログでもツイッターでもスルーしていたのですが、実は先日、自分の周りで、この話題のちょっとしたぶり返しがありまして(それもあんまり良くない形で)、その場でもめちゃくちゃ言ったりはしたのですけど、どうにもムカツキが収まらないので、ちょっと憂さ晴らしにいろいろぶつけます。ご容赦を。

ペット(他生物)より人間の命が大事?
当たり前だ。
人間を殺せば殺人罪。ペットを殺せば器物損壊なんだから。
法律も倫理も、人間の社会を回すためのシステム・便宜であって、そこで人間とペット(他生物)を同等に扱えるはずはない。
だから、上記リンク記事中の「知人」の方が言っていることは「正しい」。人間という種の子供(飼い主の娘さん)への教育という面では「間違っていない」。

共有すべき価値観(倫理)というものはある。
それは人間が今まで積み重ねてきた歴史のうえで生まれた尊いものだと思う。
そして人間は、他者や他生物を思いやったり、その体や心の有り様を想像・研究することができる。
優しくて賢い生物なわけだ。

けれど万能ではない。
むしろそういった点で奢り高ぶってしまう「癖」がある。

食育問題をめぐる議論の中で「ブタさんたちは僕たちに食べられて幸せだ」という至極能天気な意見を、大の大人が子供に真剣に言い聞かせる世の中だ。
・・・まぁ、これは極端な例だし、前述のとおり「人間の子供に対する教育」という点では間違っていないとは思うけど、その変則的な例だと思うのが『豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日』。
前の記事で書いたし、未だに本を読んでいないので、この記事で突っ込んで書くのは自粛します。)

なんだかんだ言っても、人間は人間同士の心情や痛みを感じやすい(想像しやすい)から、他生物を思いやろうとしても、知らず知らず人間中心主義に陥りがちで、どんな議論や思考の展開をしても、前述の「システム」や「倫理」に帰結しやすい。

人間中心主義が悪いわけじゃない。
結局のところ、人間はそうしなければ生きてはいけないし、現存する社会システムや倫理観というものは、万能ではなくても、人間が歴史から学び・積み上げてきた今のところの一つの「正解」だから。
震災時に人間を優先してペット(他生物)を置き去りにするも当たり前だ。
飼い主の義務や責務の範疇を超えていると思うから「飼い主失格」だとも思わない。

けれどもそういったシステム・便宜といったものは、あくまで社会や団体や他者、周囲の価値観であって、そういった指標に向かって、全ての人間(個人)が綺麗に整列して行進するはずもない。
そもそも、誰もがそういった指標に向かってはみ出さないのなら、法律自体必要がないわけで。
(ジョディ・フォスター主演の映画『ブレイブ ワン』はこの辺りを上手く描いていたと思う)
新聞やテレビだけ見ていても、法的には懲役刑の連続殺人者を「死刑にしてしまえ」と思ったことは誰にでもあるはずだ。

知人の娘さんは、そのペットの犬のことを「家族」だって思ってたわけだ。
そう言い聞かされて今まで一緒に暮らしてたわけだ。
けど、いざ人間が危機に晒されて、同じ家族と呼んでいたはずのペット(他生物)は置いてきぼりにされてしまった。
同じ家族なのにどうして?
その問いかけへの答えが、上のリンク記事中の文章だ。

幸いにも、その後のやりとりを見る限り、その知人の娘さんは洗脳されず、「解らない」といって泣き崩れた。
置き去りにされたペットは帰ってこないかもしれないが、せめて娘さんが、大人が押し付けるご立派な価値観にある欺瞞や嘘を感じて、ひとつ「大人」になってくれることを願わずにはいられない。

動物を殺して食べるのは仕方ない。
そうしないと生きていけないから。
震災時にペットを置き去りにするのは仕方ない。
そうしないと自分達(人間)が危ないから。

ぜんぶ正しい。なんにも間違っていない。
文明の恩恵に浸かって生活している自分が偉そうに言えることなんて何もない。

でも、自分達(人間)の都合で他生物を殺したという事実は変わらない。
動かしようのない摂理や理不尽に打ちひしがれたとき、どうやって自分の心の整理を付けるかは勝手だけど、ここだけは歪めてはならない。と、強く思う。

ぐだぐだ書いてきたけれども、この件で個人的に、その娘さんに言うことがあるとすれば
その「置き去りにしたくない」「ペットも家族なんだ」という、人間らしい誠実な思いを大事にして欲しい。

他人が決める「命の尊さ」とか「軽い」とか「重い」とかどーでもいいんですよ。
「正義」や「倫理」なんて価値観の一つです。
正義と対立するのは、所詮別の「正義」でしかない!(キリッ

自分が「重い」と思ったのなら「重い」んです。「家族」だと思ったらもうその命は、人間だろうが他生物だろうが「尊い」ものです。

もちろん人間の思考や行動というものは、周りからの(有形無形問わず)影響があって形成されているものが多分にあり、「絶対」と言い切れるものを見つけることは難しいのだけど、そんなこと考えていたらキリがないし、最終的に判断するのは自分自身。
民主主義でも社会主義でも資本主義でも、リベラルでも保守でも、右でも左でもいい。
いや、そのどれでもない

人間が思考する限り、人間は自由なのだ
と言ったのはエマーソン。

システムなんていうのものは便宜でしかないはずだ。俺たちはシステムのために生きてるわけじゃない!
と言ったのは小説『バトル・ロワイアル』の川田章吾。


・・・つまり、何が言いたいのかというと、

自分(テメェ)のことは自分(テメェ)で決めろ!



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この記事へのコメント

- 円山 - 2011年09月16日 04:51:03

お久しぶりですご無沙汰しておりますお邪魔します^^
もうその通りですその通りですよその通りですよね!!
俺も別件で似たようなことを感じていました。

本当にあなたたちのオツムはお豆腐でできてて、
心はドブにでも捨てさってしまったのでしょうかと。
人が人であることやめてるような世の中にいるようで
ちょっと薄ら寒い思いです。

Re: タイトルなし - morgane - 2011年09月22日 02:39:02

円山さん、お久しぶりです!
返事が遅くなって申し訳ありません。

物事に対する最終的な見解は人それぞれですけど、そこに至るまでに必要な過程・解釈の積み重ねが、歪んでいるならまだしも、すっぽり抜け落ちていたりすることにも気づかない人に、時々出くわします。
自分はバカで物知らずなので、あまり他人様のことは言えませんけど、そういう人が一番怖い。

バカでも、考えることだけはやめちゃダメだなぁとたびたび強く思います。

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Author:クロサキ
クロサキといいます。以前はmorganeと名乗っておりました。
なんてこたーない自堕落な日常を綴っています。
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