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SFCの電池交換に成功!・・・・したのだけど

ご無沙汰しております。
更新はしていませんでしたが、twitterを見ていただければわかるとおり、ネットにはいました(笑)
(以前いろいろいじった時に間違えて設定したのか「FC2ブログ間の訪問者履歴」が「残さない」になっていたりしてビックリ。失踪はしませんよ!)

最近実はゲームのリハビリ中でですね、一ヶ月ほど前に何十回目かの『ドラクエⅥ』(SFC版)をプレイしまして、今月初めくらいにクリアしたのですよ。ダークドレアムも倒しましたです。

で、おととしの夏にプレイしてすっかり魅了された『大貝獣物語』の続編を、ようやっとプレイ!
・・・しようとしたのですが、一時間ほどプレイしてセーブしたデータが、次の日には消えておりまして・・・
おそらく内臓バッテリーの寿命ではないかと。
私はこの先も、新旧問わずゲームをプレイしていきたいと思っていますし、そもそも私の偏愛している作品はSFC(スーパーファミコン)など、今で言うレトロゲームに多い。
ですので、思い切って、内臓のバッテリー(電池)を交換してみました!

http://yaplog.jp/evergreen_xxx/category_1/
↑主にこちらのサイト様を参考にさせていただきました。

工作や美術がからっきしのスーパーぶきっちょな私ですが、半田付けは中学生の時に少しだけやっていたのでなんとか・・・

dennti.jpg
だからいい加減ケータイを(ry

これで怖いモンなしだぜ!ずっとSFCのソフトを遊べるぜ!と、息巻いていたのですが、今度はまた別の問題が・・・
実は今回の患者『大貝獣物語Ⅱ』にはPLGシステム(「パーソナルライブゲームシステム」カートリッジ内に時計・カレンダーを内蔵しており、現実世界の時間によってゲーム内の イベントが変化するシステム。『天外魔境ZERO』にも採用されている)が内蔵されておりまして、そちらのバッテリーは回復しなかったようで、どうしてもシステムに読み込みに失敗してしまう。
幸い電池の交換自体には成功したようで、セーブはちゃんとできるし、ゲーム自体もPLGシステムなしでも、プレイ自体は可能なようなのですが・・・(はずみで壊してしまったのかと思ったのですが、ネットで調べてみるとどうやらこちらも電池の問題らしい)。
やっぱり製作者の方々が本来想定している意図に沿ってプレイしたいので、ちょっと保留しますです。

というわけで、他の個人的夏のラインナップ、『トリノホシ』をプレイする予定です。こちらも『ドラクエⅥ』ほどではないにせよ、もう何週もしている作品なんですが・・・ホントに飽きない。SFジュブナイルの傑作です。

PLGに関しては、いろいろ調べてみよう。

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【大貝獣物語】 番外編 グジュー ヒロイン説 その4

長い道のりを辿ってきましたが、ようやく本題(?)に入ります。

冒頭で「ヒロインはいない。もしくは脳内補完」と書きましたが、今となっては私は、このグジューこそが大貝獣物語のヒロインだと思うのです。
いや、思うだけなら、それこそ脳内補完で一人で勝手に思ってろ。で終わってしまいますが、
そう思う主張したい最大の理由は、他でもない主人公が、グジュー好意を抱いていた。と作中の描写を通して思うからなのです。
つまり相思相愛であったのではないかと。

とはいえ、前にも書いたとおり、大貝獣物語の主人公には台詞がありません。
一応、「強い心を持った心優しい少年」という設定があるので、ドラクエのように、主人公=あなた。とはまた違うのかもしれませんが、おそらく、プレイヤー自身が自己を投影して、よりゲームの世界に入り込めるように、もしくは感情移入を促すための演出上の措置(もしくはどちらも?)だと思われます。
あるのは最低限の意思表示だけです。

そうです。主人公は作中ではっきりと意思表示をする場面がいくつもあります。
主に終盤。グジューとのイベント、最後のロボットとの別れ、他の場面でもちらほらと.
この少年はプレイヤーの選択肢なしでも、きちんと自分の意思を示します。

私自身が、他のゲームを含めてどうしても、プレイヤー=自分とは思えないという考えを差し引いてもどうでも、作中で主人公の自我が度々描写されているのは事実です。
よって、主人公が喋らないのは、主人公=プレイヤーというよりも、演出上の措置のために喋らないのだと解釈します。

んで、また話が回りましたが、どんな描写を以て主人公がクシューラ・・・及びグジューに好意を持っていたと解釈するのかというと,

まず、彼自身の意思表示。
グジューとのやりとりにおいて、グラフィック上での意思表示や行動から及びグジューの言葉から、全体的な面において、主人公の彼女に対する気遣いや思いのようなものを感じます
バイオベースでの拷問、最終決戦でトドメを刺さなかったとき。最後の部屋で彼女が倒れているのを見かけたときなど・・・

それと、先にも書いた通り、グジューは別の世界から来た主人公にシンパシーを感じています。
それに対して主人公もまた、同じように感じていたのではないかと思うのです。

ここからは推測を多分に含みますが・・・

クシューラの、「独りぼっちなんですってね」という言葉に、首を振る主人公。
その言葉を受けて、主人公は何かを言ったのか、それとも首を振って意思表示をしただけなのか、行動自体も、その時の主人公の細かな心情も想像するしかありませんが、ここでの主人公は、自分は仲間がいるから一人でないと意思表示しつつも、今だ記憶を求めて彷徨うクシューラに、自分と似た境遇を確かに重ね合わせていたのだと思います。もしくはクシューラに対してなにか言葉をかけたのか・・・・想像の域を出ないところもありますが、主人公の後のリアクションや意思表示を見るに自分の想像があながち間違いではないと思わずにはいられないのです。

そして、グジューの最期・・・

主人公を庇った後の、グジューの言葉
「へへっ・・・これで・・・
少しは あんたの仲間に近づけたかな・・・」

これに続く言葉で、グジューは「ありがとう」と口にします。
そして「これでもう、ひとりぼっちじゃないね・・・」と。
もしこの「ありがとう」という言葉が、主人公がグジューの言葉に頷いて、それを受けてのものだとしたら・・・
きっとグジューは思いを残しつつも、主人公の腕の中で、微笑みながら死んでゆけたのだと思うのです。

この辺は、「行間を読む」というよりも単なる妄想に近いものなのかもしれませんが。

恋心とは言い切れないかもしれません。独自の解釈も多分に入っています。
その方がドラマチックだから。個人的に好みだから。というひどく個人的な願望が入っていることも否定できません。
しかし、グジューの境遇を自分と重ねていたなり、彼女の中にある孤独感をどこかで感じとっていたなり、主人公のグジューに対する特別な気遣いをゲーム中の行動から感じずにはいられないのです。

元の世界へと戻ってからも、彼はきっと、シェルドラドのことはもちろん、グジューのことを忘れないでしょう。


・・・・長々と好き勝手に続きまして、いつの間にか間を置いての、大貝獣物語の総括のような記事になってしまいました。
私はこの作品をプレイしてから、いくらかの衝撃を受け、未だ心の整理がついてないところもありましたが、今回でいくらか落ち着いたような気もします。
すっきりしたといいますか(こんだけ好き勝手に書けばな!)

最後になりましたが、この記事を書くきっかけとなる素晴らしい記事を書いてくださった、あさり様。
記事中でのリンクの許可、誠にありがとうございました。
あさり様の書かれた記事のおかげで「大貝獣物語」がもっともっと好きになりました。
この場で改めて御礼申し上げます。

予定としては、冬には大貝獣物語?をプレイするつもりです。
再びシェルドラドに降り立てる日を楽しみにしています。

【大貝獣物語】 番外編 グジュー ヒロイン説 その3

ラストダンジョンの海底基地ではもちろん、グジュー及びギャブ・ファーとの決着をつけることになります。
海底基地に潜入すると、ギャブ・ファーとグジューの会話が映し出され、そこでは彼女が人間の意志の強さに対して、生物としての本能の恐れ(畏れ?)、主人公達と戦うこと自体に対する戸惑いを感じているのが描かれています
ダンジョンを奥まで進み、グジューとは最後の部屋を目前にして戦うことになります。

グジューを倒した後、彼女は主人公たちに「私を殺せ!」と言います。
しかし主人公は、黙ったまま何もしません。
そんな主人公に対してグジューは、勢いもあるのでしょうが、まるで煽る様に、何かを確かめるかのように問いかけ、叫びます。
「私が憎くないの?」「このままだと、また逃げるわよ?」
それでも主人公は何もしません。
結局グジューは、またギャブ・ファーの元へ逃げてしまうのですが、逃げ去る直前に
「命が惜しかったら、この先には来るな」と言い残します。
ほとんどもう、今でいう「ツンデレ」です。

逃げ帰った先で、グジューは父であるギャブ・ファーに訴えます。
どうしても、彼等と戦わねばならないのか。
今からでもやめるわけにはいかないのか。
自分は少しだけ、本当の力というものが解った気がする。
自分たちが今まで絶対とし、他の星を侵略してきた「支配のみに頼る力」では、それはまたより大きな力に倒されてしまうだけ。それでは人間たちの「意思の力」には勝てないと。

今まで彼女の中で育っていた疑問、自分が本当は何を望んでいるのか。
グジューはそれを、もう一度主人公たちと触れ合ったことによって、ややたどたどしくも悟り始め、それを父であるギャブ・ファーに訴えます。

ここでのグジューはもうほとんど主人公たちの側に傾いていて、戦いたくないと言いつつも、まだあちら側に立っています。
それは、自分の種族と父であるギャブ・ファーの身を案じているからです。
しかしギャブ・ファーは、自分の種族に相反する思想を持ったグジューを、単なる「役立たず」と判断し実の娘をためらいなく攻撃して排除しようとします。
なぜなら彼にとって一番大事なのは「自らの種族を繁栄させ他の種を支配すること」だからです。
その目的のもとに、彼は弱肉強食の理論を振りかざし、他の星を侵略してきました。
そこには「情」といったものは存在しません。
だからその障害となるもの・役に立たないものは、排除すべき対象に過ぎず、それは実の娘でも例外ではなかったのです。
その事をグジューは、彼女自身の性質からか、理解しているようで理解できていなかったのでしょう。
「お父様・・・娘の私を・・・ひ、ひどい・・・」と言ってその場に倒れてしまいます。

そして主人公達は最後の部屋に辿り着き、最終決戦となります。
ここでのグジューはもうほとんど死にかけていて、途切れ途切れに自分の思いを打ち明けます。

今なら分かる気がする。人間達の力の源が。
今度生まれ変わったら、あんたたちの仲間に生まれたい・・・

その最中、自分もろとも主人公を攻撃しようとしたギャブ・ファーから主人公を庇い、グジューは息絶えます。

あなたに会えてよかった
私、あなたのことがようやく少し、好きなりそうだったのに

・・・そう言い残して。

他に、グジューの最期の言葉の中に
「これでもうひとりぼっちじゃないね・・・・」という言葉があります。
これは何を意味するのでしょうか?

「ひとりぼっち・・・」この言葉は、彼女がクシューラである時にも、彼女の口から聞くことができます。
物語の序盤から中盤にかけてのある街で、ある家で奴隷のような扱いを受けているクシューラを助けるイベントがあります。
クシューラを助けると、彼女は主人公にお礼を言ったあと、言います。

あなたも私と同じでひとりぼっちなんでしょ?

ここでの言葉は、たったひとりで知らない世界に召喚された主人公と、記憶を無くして彷徨う自分を重ねてのものなのですが、彼女が記憶を失くしていることは演技でしかないのに、なぜこんなことを彼に言ったのでしょうか?
ここでだけの言葉なら、単なる演技の一つとともとれますが。それは先に書いたとおり。決してそうではないでしょう。

クシューラ・・・グジューには、父親をはじめとした同じ種族の仲間が沢山います。それこそ星ひとつを侵略できるくらいの。
しかも彼女はその中で、実質No.2とも言うべき立場です。
その彼女のいう「ひとりぼっち」とは・・・

先の文章では「シェルドラド」に降り立った時から。と書きましたが、本当はそれよりもずっと前から・・・もしくは生まれ落ちた時から、彼女は自分の種族のあり方に、無意識下で反発や疑問を持っていたのではないでしょうか。
「支配」を絶対とし、それに忠実に従う種族の中で生まれ、従いつつも、どこかで隔絶を感じていた。
周りには同じ親から生まれた仲間がいて、数々の星を侵略し種族が繁栄しても、決して埋まることない孤独感。そういったものを感じていたのではないかと思うのです。
しかし、そんな中で生まれ、生活し、種族の絶対的な体制もある中では、その環境で生きていくしかない。自覚も、周りに例となる存在もいないから明確な疑問を持つこともできない。

彼女は生まれた時から無意識に、ギャブ・ファーの娘「グジュー」を演じていたのではないでしょうか。

つまりグジューが演じていた存在、記憶喪失の迷子の少女「クシューラ」こそが本当の彼女だと、私は思うのです。

動機はともかくとして、彼女がなぜ、記憶を喪失した少女として振る舞うことになったのかは描かれていませんが、私は、彼女が無意識に自分の立場と心情を表した結果そうなったのだと思っています。

表と裏は表裏一体。もちろんどちらも彼女であることには間違いないのですが。
最後に彼女が選んだのは、種族としてあることではなく、別の存在になりたいと願うことでした。

シェルドラドに降り立ち、そこで主人公たちと会って感じた疑問、違和感。
実際のところそれは、自分のいるべき場所・・・・故郷のようなものを見つけた。そう感じたがゆえに覚えたものだったのではないでしょうか。


ちなみにこのイベントで主人公は、クシューラの言葉に首を振ります。
台詞はありませんので、後の文脈から察するしかないのですが、
クシューラはそれを受けて、

私は思い違いをしていました。同じ立場の貴方がこうして沢山の仲間に囲まれているのだから、私も旅を続けて、私を待ってくれている人を探します。

と返します。
クシューラの返答を見るに、主人公は「一緒にいてくれる仲間がいるから」
とか、そんな風に答えたのだと思われます。それと同時に彼女を元気づけるようなことを言ったのかもしれません。
主人公は何も言わず、自分の言葉を否定した彼を見て何かを感じ、それを自分で解釈をしての言葉、という可能性もありますけれども。

この記事自体は、推測している部分を多分に含みます。
しかし、繁殖力としても組織としても強い種族の中心にいながら、彼女が何かに焦がれ、自分の周りにない何かを求めていたのは、間違いありません。
そして最期に彼女は、自分の望むものを見つけ、手に入れたのです。

シェルドラドに降り立ち、火の貝の勇者と出会い、死の直前になってようやく、彼女は彼女の望むものになれた。
最後の最後に、彼女は自分が居るべき場所を見つけられた。
「クシューラ」は探し求めていた記憶を取り戻し、迷子ではなくなったのです。

「あなたに会えてよかった」
「これでもう、ひとりぼっちじゃないね」




・・・・過去の記事で私はグジューを許せない。と書いていますが、今でもはっきりとそう言えるのか自信がありません。
ただ、彼女が変わったからと言って、彼女の罪が帳消しになるわけではありません。
むしろ、変わったからこそ彼女は今までの自分の行為を罪として認識し、苦しむことになったと思います。
これも過去に書いているのですが、彼女はこれからだと思うのです。
自分がこれまでやってきたことを悔やみ、たとえ償うことができなくて、苦しい道を歩むことになっても、
長い間孤独を彷徨い、居場所を見つけた彼女には、これからを生きて欲しかった。

彼女の最後の望みが、ギャブ・ファー側の存在でありながら、最後の最後まで主人公たちに同行したロボットが最後に言い残した願いと同じものだというのは、皮肉なようでいて、とても切ないです。


続きます。次回で最後です。


【大貝獣物語】 番外編 グジュー ヒロイン説 その2

大貝獣物語という作品は、その1でも書いた通り、異世界の平和を取り戻すために、他の世界から勇者として召喚された少年が旅に出る・・・・という、一見すれば王道一直線なものなのですが、実際はそこら辺のホラー映画なんかメじゃないくらい恐ろしい話だったりします。

作中での舞台となる「シェルドラド」に召喚されて、最初に主人公が告げられる目的は、100年前に猛威をふるった魔王ファット・バジャーの復活の恐れがあり、その兆候が津波という災害として出ている。それを止めるために旅立ってくれ。というものでした。
しかし実際にシェルドラドを襲っているのは「魔王の支配」という、どこかファンタジックなものではなく、宇宙船に乗ってやってきた昆虫型異星人からの大々的な侵略です。
彼等の侵略の目的は至極シンプルで、侵略した星をそのまま自分たちのコロニーにするというもの。
まさにそのままの動機ですが、そこに住む人たちにとって、これ以上に恐ろしいことがあるでしょうか?

このことは、物語の終盤直前ぐらいになってようやく明かされます。
その時には、第二の災害がシェルドラドを襲い、最初の津波の被害で残っていた大陸のほとんども海に沈んでしまいます。この第一、第二の災害で壊滅した町も沢山あり、絶滅寸前に追い込まれた種族だっています。

このことだけでも災難の極みですが、それだけでなく、大陸の各地では彼等の手によって次々と住人が攫われていて、捕まった人たちは彼等の卵や生体基地の養分にされており、さらにその生体基地では、生体改造までもが行われているのです。
この生体基地はバイオベースといって、作中でダンジョンとして訪れることになります。

話の流れとしては、主人公がそこに捕らわれ、仲間達がそれを助けに行く。という形で訪れることになるのですが、そこでの光景は想像を絶します。

そのバイオベースは、植物を改造した生体基地となっていて、それを維持する為に捕らえられた人たちが、繭のようなものに包まれ、基地の養分にされているのですが、その人たちと会話することができます。
生気を吸い取られながら、はじめは気持ちよく、それが次第に苦痛へと変わり、最後には自我を失って完全に繭と溶け合い同化してゆく人々の苦しみの声を、ダンジョンの階層ごとに、親切にも段階を踏んで味わうことができます。
そこには老若男女関係なく、子供、動物もいます。
たとえ基地を無くしても、人々は既に繭として基地自体と同化してしまっているので、基地をなくせばその人たちも死んでしまいます。
どう頑張っても、すでに助けることはできないのです。


繭にされた人々のいる部屋を抜け、その奥に行くと手術台のようなものがある部屋に出ます。
そこに入るとテキストが出ます

部屋に入った瞬間
プーンと 血のニオイがした


その手術室の隣左右には生体改造され怪物となった人が入っているシリンダーがあります。
そこでもテキストが表示されます。
その中の一つでは


ひときわ大きな ガラスシリンダーに
生体改造を受けた 怪物が入っている


しかし
改造は 失敗したようだ…


・・・・・「RPG史に残るトラウマダンジョン」と称されるバイオベース。
これを作ったのがグジューです。

大げさなようですが、私はここで見たものを一生忘れないでしょう。

大貝獣物語の舞台となるシェルドラドはとても素敵な世界です。
序盤から自体が明らかになる中盤までにも、人の死が克明に描かれた容赦のないイベントはいくつかありますが、それでも、可愛らしいキャラクターに囲まれた楽しい冒険譚という印象を持って、プレイヤーは楽しく物語を進めてゆくと思います。少なくとも私はそうでした。

旅の終盤に見せつけられた、凄惨な光景のショックは今でも鮮明に思い出せます。
以前のプレイ日記の記事を見ていただければ解ると思いますが、その時はとても書けませんでした。
今だからこそ書けましたが、今回だって、いつだって、本当は書きたくはありません。

それでも今回書いたのは、グジューを、及び大貝獣物語を語る上では、このバイオベースのイベントは決して避けて通れないものだと思うからです。
犠牲になった人たちを忘れないという意味でも。

こんな、まさに地獄のような光景を見せられつつ、主人公を助けに向かうパーティーはもちろん、ほとんどのプレイヤーが、グジューを許せない気持ちで、全力で奥の部屋へと足を進めるでしょう。
そして、グジューを倒し、繭と同化していた人々と共に、バイオベースはなくなりますが・・・・グジュー自身は逃げてしまいます。
ここで、トドメをさせなかったことを、プレイ当時私は正直言って残念に思いました。
すっかり物語に感情移入をしてしまい、ほとんど彼女を憎んでいたから、倒して逃げられた時、思わず「ここで死なないのかよ!?」と口走ったのを覚えています。

ここまでだと完全に、憎むべき悪役としか思えないグジューですが、物語を進めると、次第に彼女に変化が起きます。
自らの行動に疑問を持ち始めるのです。

これは突然のものではなく、事前に伏線もあります。

グジューが本格的にストーリーに絡みだすのは終盤ですが、最初に登場するのはかなり序盤、しかしその時は正体を隠しており、記憶喪失の少女、クシューラとして主人公たちの前に現れます。
この時点では主人公たちはもちろん、プレイヤーも、その正体を知りません。

クシューラは、彼女自身や周りの人たちからの言葉からも解るように、記憶を無くしながらも懸命に生きようとし、やがて自分のことを知るために単身旅に出ることまでしてしまう、気の毒でどこか儚げながらも健気で芯の強い面がうかがえる少女です。
もちろんこれは、主人公たちを欺くための演技であり、正体を現した後の彼女の性格は、クシューラでいるときとは似ても似つかないものです。

そういう、裏切られた。という演出もあって、いっそうプレイヤーはグジューを憎むことになるのですが、
ゲームを終盤までプレイし、もう一度クシューラとしての彼女の言葉を思い返してみると、あながち・・・というよりも、実はその多くは本音を語っているということが解ります。
それはまた最後に・・・

グジューの、彼女自身の心理や、今までの環境も考えてみようと思います。

ゲーム中で明確に描かれているわけではないので、多分に推測も含みますが・・・

終盤での、彼女と父親であるギャブ・ファーとの会話から察するに、今まで彼女たちが侵略してきた星の生物は、彼女たち自身も含め、自我やある程度の防衛本能はあっても、シェルドラドや主人公のいた世界に住む人間達ほどの倫理観や倫理意識、もしくは情というものを持ち合わせていなかったのでしょう。

そんな中で生きてきた彼女だから、グジューはあのバイオベースを作る時にも、罪悪感はなかった・・というよりも何の疑いも持たなかったのだと思います。
人間が家畜を飼い、それを食物とする様に。もしくは邪魔だと感じる害虫を殺すように。
敵である存在を、最大限に利用して滅ぼし、自分たちの種属の繁栄のために命令通り懸命に働いた結果なのだと思います。

グジューは人間に対して残虐な態度を取ります。
主人公を拷問にかけるシーンでは挑発的な台詞で懐柔しようとしながらも容赦なく電撃を放ちますし、そこには同情の色は伺えません。なぜなら相手は敵だからです。自分たちの種族に仇なす存在だから容赦なんてする必要はありません。

ただ、彼女が人間に対して行っている自分の行為に違和感を覚え始めていることが、既にこの辺りから表れています。
それはもっと早い段階から、序盤でクシューラとしてふるまっていた時の台詞にも見られますし、拷問のシーンでは、どんなに苦痛を与えられても、自分に下ろうとしない主人公に対して、最後には拷問への躊躇を見せ始めます。

なぜ、実際にはいつから、彼女は自分の行動に疑問を覚えるようになったのか。

おそらく、シェルドラドに降り立ち、そこに住む人達と接触した時、もしくはバイオベースを作っていく過程で、彼女の中には何か違和感のようなものが生まれてきていたのだと思います。
ドグラーやゼニムといった悪人達の陰で暗躍していたのもあって、本格的に疑問を持つまでには至らなかったものの、それは確実に蓄積していった・・・この辺はホントに推測ですが。

主人公たちと、自分たちの味方であるのに彼等に触れ変容していくロボットを見て、彼女は自らの行動に、本格的に疑問を持ち始めます。
この辺りは物語の最後、ラストダンジョンでの最終決戦の中で、彼女自身の行動で持って明確に描かれています。

彼女の自分への、もしくは自らの種族に対する違和感・疑問の正体とは・・・・


さらに続く。

【大貝獣物語】 番外編 グジュー ヒロイン説

久々に大貝獣物語に関する記事です?

この記事は、FC2ブログ「好き放題製作日誌」内で、管理人のあさり様が執筆なされた「大貝獣物語と私?こんなヒロインはどうだろう論」に刺激されて書かれたものです。
記事自体の内容にも、色濃く影響を受けており、今回の記事制作にあたって参考にもさせてもらっています。


ちらの記事を読んで、大変思うところ・自分の考えと重なるところがあったので、再び作品を振り返ってみました。


今回は、大貝獣物語をプレイしたことのある方ならば、強く印象に残っているであろう敵キャラクター、グジューについて、及び作中でのヒロインについて、いつもながら好き勝手に語ってみようと思います。

! グジューのことを語る以上、必然的に物語の終盤について触れねばならないので、ネタバレしまくりです。どうぞご了承ください。

この大貝獣物語という作品の主人公は、異世界から勇者となるべく召喚された少年。というヒロイックな存在ですが、それに対するヒロインという立場のキャラクターは作中では明確には示されていません。

大貝獣物語では、23人もの仲間達が主人公と共に戦い、力を貸してくれます。
その23人のうち、直接一緒に戦ってくれるメンバー(作中の説明では 「Aすけっと」と呼ばれる)は11人です。
そのまた11人のうち、三人の女性キャラクターがいます。

おてんばな王女様、キララ
幼いながらも天候魔法の使い手である、トキア
教会を家に持つおしとやかな少女、リンダ

いずれも主人公と同年代の女の子で、ヒロインなるのに申し分のない魅力的なキャラクターです。
プレイ中の言動を見るに、三人とも、特にトキアは、主人公に好意を持っているようです。

しかしながら11人の戦闘要員に対して、パーティの制限人数は4人で且つ入れ替え自由なので、当然この三人の女の子たちを入れない。という編成・選択も可能なわけです。
その変わりむっさいパーティになりますが、バブ・クピクピ・ポヨンという貝獣三人組の可愛らしい仲間もいますし、女性メンバーを抜かしてもパーティのバランスは取れます。
(ちなみに、以前のプレイ日記でも書いていますが私はキララをパーティに入れていました。)
つまり、この三人の女性キャラのみならず、特定のキャラを、出会ってから最初から最後まで一度もパーティに入れずにクリアするということも可能なわけです。

さらに、主人公はプレイヤーの感情移入を促すという演出の都合上(?)、最低限のリアクションを取るだけで、作中での台詞がありません。

こういうこともあってか、大貝獣物語でのヒロインという存在は、プレイヤー自身がそれぞれに脳内補完するかもしくは、「ヒロインはいない」というのが定説になっているようです。
実際、ストーリーの流れ・都合もあって、物語の最後、主人公は平和を取り戻すと、来た時と同じく強制的に元の世界へと返されます。

しかし実は、作中では仲間キャラクターよりも必然的に話に絡んでくる女性キャラクターが一人います。
それは今作での諸悪の根源であり、ラストボスでもある宇宙の侵略者ギャブ・ファーの片腕にして実の娘、グジューです。
つまり、当然敵です。

ヒロインがもともとは敵側で、改心してこちら側に寝返る。という展開なら、わりと「ありがち」なパターンともいえますが、この「大貝獣物語」では少し違ったストーリーが展開されます。

長くなったので続く・・・・
NEXT≫
プロフィール

クロサキ

Author:クロサキ
クロサキといいます。以前はmorganeと名乗っておりました。
なんてこたーない自堕落な日常を綴っています。
どうぞお気軽に閲覧、コメントなど。

鑑賞メーターや読書メーターもやっています。

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