バーフバリ 王の凱旋


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原題
Baahubali 2: The Conclusion
製作年:2017年
製作国:インド
配給:ツイン
上映時間:141分
映倫区分:G
監督:S・S・ラージャマウリ
製作:ショーブ・ヤーララガッダプラサード・デービネーニ
原案:V・ビジャエーンドラ・プラサード
脚本:S・S・ラージャマウリ
撮影:K・K・センティル・クマール
美術:サブ・シリル
衣装:ラーマ・ラージャマウリプラシャーンティ・トリピルネーニ
編集:コータギリ・ベンカテーシュワラ・ラーウタミンラージュバンサン・タベロン
音楽:M・M・キーラバーニ
出演:
シヴドゥ/バーフバリ :プラバース
デーヴァセーナ :アヌシュカ・シェッティ
パラーラデーヴァ :ラーナー・ダッグバーティ
シヴァガミ :ラムヤ・クリシュナ
ビッジャラデーヴァ :ナーサル
カッタッパ :サティヤラージ
アヴァンティカ :タマンナー

あらすじ:
伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐の物語を描いてインド映画史上歴代最高興収を達成し、日本でもロングランヒットを記録したアクション「バーフバリ 伝説誕生」の完結編となる第2作。蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーバセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーバは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シブドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーバに戦いを挑む。監督・脚本のS・S・ラージャマウリや主演のプラバースをはじめ、前作のスタッフやキャストが再結集。(映画.comより) レビュー ★★★★

グダグダな近況

クロサキ  : やあやあ、どうもどうも。 
ペータくん : ……なんですか、コレ? 

クロサキ  : このブログ、今回からチャット形式になったんだよ。
ペータくん : 気でも狂ったんですか?

クロサキ  : それ、同じ形式でブログをやっている人に失礼だよ!
ペータくん : 他のブロガーさんたちは、何かを表現したりアピールしたりするための解りやすい形としてやっているんであって、ダラダラと自己満足を吐き出すなら普通に一人称で書くのでは。

クロサキ  : まあ、一種の瞑想みたいなもんだと思ってもらって
ペータくん : 迷走の間違いでしょ。

クロサキ  : そりゃいつまで続くかはわからないけどさ……まあ、そんなことばかり言っててもしょうがないんだよ!本題本題!
ペータくん : 本題って言ってもなぁ……まあいいや。今週はどうでした?

クロサキ  :相変わらず、映画観たり、ゲームしたり……
ペータくん : 進歩ないなぁ。あなた、あと二年半以内に長編小説仕上げるつもりなんでしょ?絵の勉強もするって言ってませんでしたっけ?

クロサキ  : どっちも始めてはいるんだよ!でもまあ、なんというか、人間根付いた性質はそうそう変わらないもんだよね。
ペータくん : ナマケモノなだけでも救い難いのに、それを開き直り始めてるんだから相当な末期ですね。自業自得でも困るのは自分だけって年でもないんだから、いい加減ちゃんとしなさいよ。

クロサキ  : すみません。ちゃんとします!明日から!
ペータくん : ダメだこりゃ。

クロサキ  : とりあえず部屋の掃除をするよ。この年になってやっと実感してるけど「部屋の乱れは心の乱れ」ってホントだね。メンドくさいけどさ。
ペータくん :平山夢明さんも「面倒くさいは狂いの始まり」って言ってましたし、ちゃんとしなきゃですね。


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クロサキ  : 今週劇場で観た映画2本はどっちもかなり面白かったよ。
ペータくん : 『バーフバリ 王の凱旋』と『RAW ~少女のめざめ~』。まあ、どっちも前評判が高いですからね。

クロサキ  : かたやエンターテイメントの、かたや食人映画の、それぞれ歴史に残る大傑作だったと思うよ。でも、個人的に刺さったのは圧倒的に『RAW』のほうだね。観てから数日経った今も、あの映画のことを考え続けてる……
ペータくん : まあ詳しい話は個別記事でグダグダやればいいでしょう。

クロサキ  : いま観たい映画が多すぎるんだよね。『パディントン2』と『悪女/AKUJO』は劇場で見ないと後悔しそう。
ペータくん : 悲しいかな。お金がないから当面はその2本だけですね。でも『パディントン2』はそろそろヤバいのでは?

クロサキ  : どこも遅い時間はやらなくなってきてる。上映あっても吹き替え版だったりして(シクシク)
ペータくん : 一作目も面白かったけど、それを遥かに超えてるって噂ですね。みなさん大絶賛。

クロサキ  : しかもヒュー・グラントが出てるんだよ。
ペータくん : いつの間にファンになったんですか?

クロサキ  : 一昨年の『マダム・フローレンス』での演技が素晴らしくって……活動休止を経て復帰してからのほうが、圧倒的に良い役者っているよね。 竹内結子とか。今回、ニコール・キッドマンが出てないのがちょっと残念だけど。あと、 『グレイテスト・ショーマン』も気になってるんだよなぁ……ヒュー・ジャックマン主演のフリークス・ミュージカル!!
ペータくん : コラコラ。でもフリークスといえば、一番の楽しみは来月の……

クロサキ  : 『シェイプ・オブ・ウォーター』!!自他共にギレルモ・デル・トロの最高傑作と称されているアカデミー賞大本命!!今年一番楽しみしている映画だよ!
ペータくん : 傑作には違いないだろうけど、期待値上げすぎないようにしないと。『スリー・ビルボード』とどっちが獲りますかね?

クロサキ  : 『スリー・ビルボード』は俺も大好きな映画だけど、応援したいのはやっぱデルトロ! 監督賞は固そうだね。
ペータくん : 監督賞の対抗馬は初ノミネートのノーランみたいですね。『ダンケルク』で。

クロサキ  : ノーランはヤだ!
ペータくん : 出ましたよ。ノーラン嫌い。

クロサキ  : 嫌いってほどじゃないけどさ……どれも面白いといえば面白いし『ダークナイト』は大傑作だし……でもデルトロが相手となれば、そりゃあデルトロを応援するよ。
ペータくん : っていうかあなた、『ダンケルク』観てないでしょ。
クロサキ  : 『インターステラー』もねw 一応どっちも期待してるよ。
ペータくん : 『インターステラー』なんて何年前の映画だと思ってるんですか。

クロサキ  : でもどうせ、小賢しい仕掛けがあるんだろうなぁ。
ペータくん : 別にいいでしょう。映像が凄くて上映中面白ければ。

クロサキ  : まあね。それと上映時間が短ければ……
ペータくん : ハイハイ。とはいえ日本からすると未公開の作品が多いから、映画ファンとはいえ、アカデミー賞って盛り上がり辛いのが難点ですね。

クロサキ  : ノミネート作、一通り観た感じ、どれも面白そうだけどね。『デトロイト』が入ってなかったのが気の毒だったなぁ。
ペータくん : まあ、ビグローの作風自体、毎回評価が割れるところですしね。デリケートな題材でもあるし。

クロサキ  : でも、暴動時のデトロイトを再現したあの臨場感はスゴかった……。撮影賞とか、技術賞に入ってないのはおかしいと思う。
ペータくん : と言っても、僕もあなたも専門知識があるわけじゃないですからね。まあ、クオリティの高さ自体は評価されてるでしょう。

クロサキ  : ラストシーンも素晴らしかった。教会で歌い上げるラリー・リードの横顔は今でも焼き付いてるよ。
ペータくん : 強烈なメッセージ性……なんか、思った以上に筆が乗ってますが、そろそろ切り上げて掃除したほうがいいのでは。

クロサキ  : あっ、そうだね。とりあえずさよなら!
ペータくん : はやっ! 次回、いきなり僕は消えているかもしれませんが。
レビュー

お嬢さん


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ものすごく期待していて、実際ものすごく良かったんだけれど、まさかこんなにも熱い涙を流してしまうことになるとは思わなんだ。

以下、ネタバレしています。
今作、ミステリーとしてもよくできているので未視聴の方は興を削がれてしまう可能性大です。ご注意ください。
とりあえず、予告編だけでも見て損はないです。そんで、すこしでも面白そうだと思ったらすぐに観ましょう。後悔はさせません。






あらすじ:
1930年代、日本統治下の韓国。スラム街で詐欺グループに育てられた少女スッキは、藤原伯爵と呼ばれる詐欺師から、ある計画を持ちかけられる。それは、莫大な財産の相続権を持つ令嬢・秀子を誘惑して結婚した後、精神病院に入れて財産を奪い取ろうというものだった。計画に加担することにしたスッキは、人里離れた土地に建つ屋敷で、日本文化に傾倒した支配的な叔父の上月と暮らす秀子のもとで、珠子という名のメイドとして働きはじめる。しかし、献身的なスッキに秀子が少しずつ心を開くようになり、スッキもまた、だます相手のはずの秀子に心惹かれていき……。(映画.comより)

レビュー ★★★★☆

言の葉の庭


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新海誠監督の新作「君の名は。」の評判があまりにも良いので、見に行く前に予習をしようと、過去作を次々観ています。

「ほしのこえ」→「彼女と彼女の猫」→「雲のむこう、約束の場所」→「秒速5センチメートル」→「言の葉の庭」という感じですね。

「おいおい、『星を追う子ども』が抜けてんぞ」というお声が聞こえてきそうですが、こちらに関しては劇場公開時に2回観ており、ブルーレイも購入しているという個人的に馴染み深い作品なので、観る前の予習はいいかな~……と思いスルーしてます。

ちなみに「秒速」に関しては2度目の鑑賞です。初めて見た新海作品がコレでした。
そのときの印象としては正直「この監督、苦手かも」と言う感じでして……
たしかに背景はスゴかったし、あの結末には心を抉られたけれども、饒舌かつ自己陶酔的なモノローグが鼻につき「この監督、もしかして」と思い調べてみたらやはりハルキスト……「ノルウェイの森」を読み終わるやいなや「才能はあるけど苦手!」という烙印を村上春樹に押したように、新海誠にも同じことをしたわけです。

とはいえ前述のとおり、「星を追う子ども」にはガッツリハマってしまったわけですけども……でもこの作品に関しては、王道ジュブナイルファンタジー×孤独を抱えた少年少女の喪失と再生の物語。という、個人的に凄まじくツボな部分を刺激されたからであって、いち映画作品として見ると、丁寧に作られている反面、モロにジブリっぽい美術や描写がノイズになっていることも否めなかった。
まあつまり、個人的には大好きなんだけど、人にはオススメしづらい作品だったし、フィルモグラフィの中でも異色作だと思っていたので、監督に対する苦手意識が払拭されるまでには至らなかったわけです。

いつものことながら前置きが長くて申し訳ないです。
本題の「言の葉の庭」、もう結論から言っちゃいますね。

参った。泣いた。

あんな人やこんな人の絶賛を聞きつつも正直なところ半信半疑だった「君の名は」に対しての期待値が今作でハネ上がりました。こりゃー傑作だわ。

新海監督といえばまず、ノスタルジーを刺激する自然描写――背景の美しさが長所として挙げられると思います。
毎回あらゆる風景やガジェットに力が入っていますが、特に、「空」の色使いと「光」の表現は、監督の個性と言ってよい、代替不可能な魅力でしょう。
それらはただ美しいだけでなく、登場人物の心理を代弁するという情景描写にもなっていて、アニメーションとして、映画として、実にまっとうな表現方法をとっているところも素晴らしい。

……しかし、実はこの、誰もが認めざるを得ないだろう美点すらも、個人的にはちょっとモノ申したいところがあって……

ものすごく力を入れて作り上げているのはわかる。
でも「ほしのこえ」のような短編でならともかく「雲のむこう~」のような長編や、「秒速」のような中編(連作短編)のときでさえも、ほぼ全シーンにそういった美麗な背景で来られると、お腹いっぱいになっちゃうわけですよ。
フレアの描き方&使い方とか、J・J・エイブラムスも真っ青だよ!
しかもそこにお馴染みの、悲観的かつ自己陶酔的なモノローグが被さってきて……映像で十分表現できているにもかかわらずそんなことをされると、肉中心(レバー込み)の重いフルコースを食べさせられたうえにデザートはビッグパフェを出されたような気持ちになっちゃう。
何を言っているのかだんだんわからなくなっているのでまとめると、要は映画の語り口として過剰だったんです。
観ている最中「ハイハイわかった。わかったよ」と何度思ったことか……

しかし、今作「言の葉の庭」は違う!
映像の美しさはそのままに……いやむしろ表現力はパワーアップしているんだけども、全編を通して、それらがほどよく抑制されているんです。
そして、それにより、これまでの新海作品に(ありそうで)無かった「静謐さ」が生まれている。

これは、コンセプトとして必然的に雨(曇天)のシチュエーションが多いということもあるでしょうが、自分は風景のバリエーション(表現の引き出し)が増えたという印象を持ちました。
これまでの「空」と「光」の表現に加えて、今回は「木々(緑)」と「水(雨)」の表現も絶品。
オープニングシークエンスでの水とその音使いは、タルコフスキーを思い浮かべてしまうほどのクオリティで、ひとすらうっとり。
そして、抑制されているからこそ、全体の緩急が保たれ、シーンごとのバランス&対比となり、ついに「ここぞ!」という時に必殺の表現が映し出されるときには、破壊力増しましでこちらの心を刺激してくるのです。

それと新海作品て、自然など有機的なモノに力を入れながらも、陰影はモロにデジタルっぽいですよね。
だからか、どこか無機質な部分が混在していて不思議な味わいになっている反面、個人的には浸りきれない部分もあったのですが、今作ではそれも物語上の対比として機能しているように感じられて気になりませんでした。

抑制されているのは映像(絵)だけでなく、モノローグもそうでしたね。これも個人的には大変うれしかった。
編集のテンポも良く、過去作と比べて(舞台立ての地味さにも関わらず)格段に見やすい仕上がりになっている。伏線の張り方も自然で上手い。

ただ……これは本当に無い物ねだりなのですが、これまでの作品とは一線を画す静謐さと映像美を持ち合わせている作品だけに、もうちょっとじっくり見せてほしいシーンがあったのも事実。
それこそ前述のオープニングシークエンスのひとつひとつとか……そりゃタルコフスキーみたいに、水が流れるだけのシーンを一分間映せとは言わないけどさw

ともかくそんな感じで、良い意味で変化(個人的には進化と呼びたい)している今作ですが、監督の作家性――これまでのテーマは踏襲されていると思います。

※以下、終盤の展開に触れています! レビュー

水谷優子さん 追悼

四日まえの5月17日に、声優の水谷優子さんが亡くなったとのことで、遅ればせながらではありますが、謹んで哀悼の意を表します。

自分は特別ファンというわけではなかったのですが、90年代から2000年代前半にかけて幼少期から思春期を過ごし、その年代のアニメに特に親しんでいた身にとって、水谷さんのお声はいつも傍にある馴染み深いものでした。

私自身がアニメをあまり見なくなった近年に至るまで――水谷さんがデビューしてから30年間もの間、第一線の役者として活躍されていたことに、心から敬意を表します。

水谷さんのデビュー作である「Zガンダム」のサラ・ザビアロフは、ニュータイプとしての優れた資質を持ちつつも、ティターンズのカリスマ、パプテマス・シロッコを若さゆえ盲信している少女なのですが、物語が進むにつれ、敵方であるはずの主人公カミーユやカツに優しさを見出してしまい、苛烈な戦場のなか揺れ動き葛藤します。
少女ゆえの不安定な精神とアンビバレントな感情を抱えたこのキャラクターを、水谷さんは当時21歳にもかかわらず、完璧に表現し演じきっていました。

素晴らしい役者の早すぎる死に悲しみは隠せませんが、今はせめて、ご冥福をお祈りいたします。
レビュー
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プロフィール

クロサキ

Author:クロサキ
以前はmorganeと名乗っていた惰弱。
なんてこたーない自堕落な日常を綴っていたがそれさえおぼつかず、ついには脳内キャラと対話をはじめた三十路手前底辺。
どうぞお気軽に閲覧、コメントなど。

Relief with water
Amazonでのマイストア。ご来店お待ちしております。

プロフィール2

Author:ペータくん
哀れな管理人の脳内で解離した別自我。
管理人のロジャー・ディーンなアイコンとは一線を画すモダンデザイン。 冷静な突っ込みを入れるが所詮は同一人物なので、その知的レベルもお里が知れているという悲しい存在。
しかし、時折管理人とは真逆の考えを言うこともあるので油断は禁物である。

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